「こうあるべき」は時に必要以上に自分を苦しめる。
子育てで行き詰まったとき、世界の子育て事情を探すことにしている。日本の育児は「こうあるべき」「こうしなければならない」という制限が多い気がしていて、あまり気にしないようにしつつも、時々疲れる。
離乳食もその一つ。第一子である息子の時は、離乳食の育児書通りに。1日一品ずつ新しいものを1さじから試していた(私が見ていた本では、初期で24種類の食材を食べさせるとあって、その通りコンプリートしていた。中期、後期も同様)。
ある時、一時保育のためにある保育園で面談をしたとき、「随分と真面目にやっているんですね。こんなに頑張っていろいろ食べさせなくても大丈夫ですよー」と言われて、そうなの?もっと早く知りたかった!となった。笑 だって離乳食の本にそう書いてあったんですもの…
そして第二子の離乳食が始まった今。息子と差をつけるのは良くないのでは、と思いつつ、物理的に手が足りないということもあり、娘の離乳食は適当(適度)になること間違いなし。そのための決意のための本書というわけです。
本書を読むと、日本での当たり前が、いかにそうではないことがわかります。唐辛子を食べさせる国もあれば、量なんて量ったことがなかったという国もある。
もちろん国だけではくくれなくて、個人差は大きいのだけれど。離乳食は全てレトルト、という人もいれば、レトルトは一切使わなかったという人もいる。そんなこと当たり前なのに、ひとりで育児していると、ついつい良くない方に考えてしまう。
世界の皆がちゃんと離乳食を教科書通りにやっていて、自分だけが手抜きをして悪いことをしているみたいな錯覚に陥る時がある。何事もほどほどに。無理せず、できればご機嫌に。
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