ミステリ小説だけじゃない!森博嗣おすすめエッセイ9選とは?

友人におすすめされたのがきっかけで、森博嗣さんという作者の存在を知りました。友人曰く「自分は大学に進学しなかったから、理系の研究室の話の小説とかわくわくする」というのが森博嗣の魅力だそう。

しかし気づけばわたしが読んでいるのはエッセイばかり。森博嗣さん曰く「エッセイはもうからない。小説より売れない」だそうですが、わたしは結構読んでますよ!これからもエッセイ書いてね!という気持ちを込めて、おすすめエッセイをご紹介します。

常識にとらわれない100の講義

うーん、自分の常識がガラガラと音を立てて崩れて行くのを感じてぞわぞわした一冊。なんていうか、わたしの周りにはいない方で、「え!」「そんなこと言っちゃうの!」と驚きっぱなし。きっとこの反応は森博嗣さんの思惑にハマっているのでしょう。

森博嗣さんのエッセイは読んだ後に余韻が残って、自分だったらどう答えを出すかと考えさせられます。ちなみに、この後もこの100の講義シリーズの紹介が続きます。

「思考」を育てる100の講義

なぜか急にタイトルに「」がつきましたね。これを読むと、「わたし、学生の頃ってなーんにも考えてなかったんだなあ」とショックを受けました。大学生の時に読みたかったなあ。自分とは全然違う価値観にもっと早く出会っておくべきだったなあ。

正直に語る100の講義

ご家族・奥様の話がほほえましくて面白かったです。結婚・家族のカタチっていろんなものがあるんだなあ。そして娘さん。当たり前だけど森博嗣さんにそっくりで笑いました。

素直に生きる100の講義

文中に謎の太字が出現しています。強調なのか、大事なところをここだよ!と伝えているのか…?文中の太字といえば、ハリーポッターを子どもの頃に読んだ時に太字などの文字の装飾があって「新しいなあ」と思ったものでした。

森博嗣さんは「書くこと」についてしばしばエッセイで取り上げていて、それが読みたいがためにエッセイを読んでいるところもあるかも。書くことを仕事にしたいと思っている人にも読んでもらいたい一冊。

本質を見通す100の講義

考えて考えて、考えるのが好きな人には大好きな本だと思います。かなり抽象度が高い一冊。時事的な話題も取り上げられています。イヤミ~な感じなので、「それがイイ」という方にどうぞ。わたしはクセになってきてしまって楽しく読んでます。

小説家という職業

なるほどふむふむ、作家というものがよくわかってきます。こんな風に分析的に状況を説明していただける作家さんってこれまでいただろうか。理系作家って少数派だと思うから、こういう話って貴重。出版社の未来についても「こんなに言って大丈夫なのだろうか…」と思ってしまうけれど、これを堂々と出版した集英社もすごい。

孤独の価値

若者に読んでほしい!と切に願う一冊。とくに思春期に読むと救われるんじゃないかなあ。孤独ってマイナスイメージだけじゃないんだよってこと、大人は教えてくれなかったもの。ただ、守られた中で孤独になるのと、本当にただひとりぽっちなのとは違うんだとも思ったり。守られた孤独人でありたいね。

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

森博嗣エッセイの中でもひときわ抽象度が高い一冊です。HOW TOとか超具体的な方法もいいですが、こういう何度も読んで噛んで味わう作品は大好物でございます。自己啓発本っぽいタイトルですが、もっとざっくりとしたものです。

自由をつくる自在に生きる

初めて読んだ森博嗣エッセイだったのですが、これで完全に心を持っていかれました。まず自由の定義からおどろき。自分がどれだけ環境や常識に支配されているかがわかってしまって、すごく混乱した一冊。相変わらず抽象度は高め。自由になりたいと願うならぜひ読みたい。

お気に入りの一冊に出会えたらさいわいです

論理的に、客観的に、表面をなぞるだけではなくて考える、ということを教えてもらった良書ばかりです。

森博嗣エッセイ読んで見てねー!