痺れるミステリー!東野圭吾おすすめ小説ランキング13選

大学生の時、東野圭吾作品にはまっていまして。ずーっと読んでたんですよほんと。

東野圭吾さんは執筆がすっごく早いことで有名です。読む方が追いつかないというファンもびっくり状態もしばしば。なんで読む方が追いつかないんだよ!っていう。

この記事では
・ミステリー小説を読んでみたい
・東野圭吾作品のおすすめを知りたい
という方に向けて書いています!

なお、ネタバレは無しですのでご安心を。どれだけ好きな作品かは文章量で感じてくださいませ!

第13位 疾風ロンド

舞台はスキー場。東野圭吾さんはスノボにはまっているのでスノボに行くためにこの小説を書いたのではないかという疑惑も。ふふ テディベアが手掛かりというポップで楽しく読める明るいミステリー作品。

小説が苦手!って方にも楽しめるハズ。映画化もしましたね!

第12位 眠りの森

刑事・加賀恭一郎シリーズと言われる作品。シリーズもの、とは言っても一冊一冊独立していて、同じ登場人物が別の話にも出てくる、という感じです。こういうシリーズもの、ファンは興奮&ありがたく読んでしまいます。

バレエ団で起こった殺人事件に挑みます。バレエのことがよくわからなくても楽しめますよ。加賀の恋模様もみることができます。ミステリー×恋愛=わくわく×わくわくだからつまり最高!ドラマにもなりましたね。

第11位 どちらかが彼女を殺した

感電死した和泉園子が誰かに殺されたのでは?と犯人を探し出す物語。

え?え?え?」って混乱したまま読み終わって、しばらく混乱。意味がわからなすぎて速攻で妹にも読ませて会議開きましたもん。こういう終わり方もあるのね!やられた!という感じ。

第10位 使命と魂のリミット

たしか、医療モノは流行る!って思ってこの作品を書いた、と東野さんはおっしゃっていたような?売れるまで結構時間のかかった東野圭吾さんは、戦略的に話題を見つけて書かれていたそうですよ。

執刀医・西園陽平がした手術は医療ミスではなくてわざとだったのでは?というところから事件が始まる。そしてやっぱり医療モノ、面白い。こちらもドラマになりましたね。

第9位 真夏の方程式

もちろん事件を解決するというのがメインなんですが、それだけじゃないのが東野圭吾ミステリーの面白いところ。海辺で起きたのは事件なのか、殺人なのか?湯川と子どもの恭平との関わりをぜひお楽しみくださいませ。

第8位 流星の絆

流星を見ようとして兄弟が出かけた日に事件が起こります。憎しみが人をおかしくさせる姿は

「わかる?いやわからない…んーでも…」

となんとも言えない気持ちになりました。超・シリアスな一冊です。心がぎゅーん!ってなる小説です。

ドラマにもなっていましたね。嵐の二宮和也さん、NEWSの錦戸亮さん、戸田恵梨香さんが兄弟を演じています。ドラマはかなりコミカルで全く別物。

第7位 卒業

加賀恭一郎シリーズ。まだ加賀も大学生です。トリックが最近の作風とは全く違い、王道&王道のザ・ミステリー小説!の密室殺人です。トリックめっちゃ複雑なので、一度読みだとよくわかりません。これも読み終わった後に妹と協議した記憶が。

何作品か東野圭吾シリーズを読んで、すっかりハマってしまったぜ!って人にはぜひ読んでもらいたい作品。

第6位 悪意

加賀恭一郎シリーズです。この作品はちょっと変わっていて、犯人探しで楽しむのではなくって、犯行動機が何なのかを後半ずっと探るんです。これぞまさに東野圭吾お得意のどんでん返し!!という感じ。ストーリー自体も面白いのですが、加賀恭一郎ファンとしては

「こんな過去があったのね!加賀さん!」

という感じで楽しめます。こちらもドラマになっていますね。

第5位 新参者

加賀恭一郎シリーズ。人形町や日本橋が舞台になっています。阿部寛さん主演でドラマ化されていましたね。まさにイメージぴったり!加賀恭一郎そのものという感じだったのですごく楽しくドラマ観た記憶があります。これ観た後に人形町行きましたもん。

「どうしてこんなにいい人が?」と殺人されたのは日本橋に住む四十代女性。明らかにするために加賀刑事が町を巡ります。ドラマになって話題になりましたね!このドラマは楽しく観たなー。日本橋行きたくなった。

第4位 手紙

東野圭吾作品は、どれもメッセージがわかりやすく、「この作品で何が言いたいのか?」がかなりわかりやすく描かれています。この作品はさらに顕著で、読み終わった後は何日か暗い気持ちを引きずりましたね…。

一言で言うと、この作品が言いたいのは「何が誠実なのか?」ということなのかなと。あまり東野圭吾さんらしい作風とは言えないのですが、「おいおい小説読んでこんなに泣く?」ってくらい泣いてしまった作品。ドラマにもなりました。

第3位 秘密

すごく東野圭吾さん”らしい”と言われるヒット作品。ただのミステリーではなくて、社会問題を取り上げたり、心をかき乱されるようなストーリー。一気に読んでしまいました。

バスが転落し、その被災者家族で起こった奇妙な生活。現実にはありえない設定だけど、でも「こういう気持ちになること、あるかも!」みたいな。つらいつらいつらい。誰の立場でもつらい。「誰が悪いの?でも、この人だけが悪い!ってわけじゃないんだよなあ…」と、しばらくもんもんとします。ドラマはちょっとコミカルな感じでしたね。

第2位 白夜行

桐原亮司と西本雪穂の悲しい悲しい歪んだ愛情の話。すんごく暗いです。めっちゃ長いし。でも読み終わって何年たっても忘れられない作品です。

分厚いのでさすがに1日では読みきれなかったのですが、ずーっと続きが気になって仕方がないっていう。この作品も「誰が悪いの?みんな悪者なの?」とずっと問いかけられるストーリー。こういうのが東野圭吾さんはお得意なんだなあ。

この中のストーリーは過激というか、いろんな人が死ぬし、こんなの自分だったら耐えられないと思うだろうけど、でも伝わってくることはもっと普遍的で

「子どもの頃に負った傷って、全然癒えないし、消えないし、ごまかそうと思ってもそんな簡単じゃないんだよね」っていうこと。そして、「ウソを突き通すためにはさらにウソをつき続けないといけないよね」っていうこと。

映画も見ました。巷では堀北真希さんの色気が足りないとか話題になっていましたけど、すっごい良かったですよ。ドキドキしましたもん。そして切ない!切なすぎる!「なんやねん!なんでやねん!」って関西人でもないのにつぶやいてしまいました。

ドラマ版はまだ観ていないのですが観て観たいなあ。山田孝之さんと綾瀬はるかさんという私得のキャストでしかない。

順番としては小説を先に読んでからドラマや映画の方がいいですね。小説があまりにも素晴らしいので。映画やドラマはだいぶ省いている部分も多いですし。

第1位 容疑者Xの献身

ミステリー小説の常識を覆した作品。どミステリー界隈でも騒然としたらしいですよこの作品は。賛否両論というか。どう常識を覆したのかは秘密!ネタバレになっちゃうから!

いやーこれはすごいよほんと。読んでいて手に汗握るってこういうことだよねって。

天才物理学者の湯川学の友達、天才数学者の石神哲哉というやつがね、とんでもないことを考えるんですよ。普通そこまでする?っていう。正直全然理解できない。

真実に湯川がどんどん近づいていけばいくほど、認めたくない真実が明らかになってくる。

でも、ささいなことでも、どれだけ相手が救われたのかというのは、他の人にはわからないよね。本人にかわからない。誰かに救われることって、とんでもないことをしちゃうエネルギーにもなるのね。そして孤独はつらい。

愛にあふれているんですよとにかく。それが「献身」。

しかもこれね、映画も最高だったんですよ。最初の事件からぶるぶる震えたし、石神役の堤真一さんの演技がね、泣けて泣けて…今思い出しただけで身震いしましたもん。私は同じ映画を何度も観ることはほとんどないのですが、これは3回観ました。

名前がつかない感情が込み上げてきて、涙ポロポロ。頭を打たれたような衝撃ってこういうことを言うのかな?これは小説・映画どちらもぜひぜひ読んでもらいたい作品です。

東野圭吾小説どうでしょう

は~長くなってしまいました。でもぜひ読んで興奮してもらいたいです。いいよね、ミステリー小説。

このブログでは他にもいろんな本を紹介しています。

例えば川上未映子さん。

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