紫原明子さん著「家族無計画」が頭にガツンときてクラクラした

こんにちは、アオです

下記のインタビュー記事で、紫原明子さんのエッセイを知りました。

資産10億円からの散財…紫原明子さん「日本一炎上しがちな夫」と離婚するまで

このインタビューでは著作家族無計画に何が書かれているのか、紫原明子さんがこれまでどのような運命をたどってきたのかが書かれていました。 そのインタビューがとても素晴らしかった。ある程度本の中身の予想はできてしまっていたのですが、本を読んでもっと知りたい!とどうしても今読む必要があるなと感じて読み始めたのでした。

寝る前だったので少し読んでまた次の日に読もうと思っていたのですが、どんどんどんどん止まらなくなってしまって寝不足に。こんなに夢中になった本は久々だったかもしれません。なんでそんなに夢中になって読んだのか、その答えはとても個人的な、だけど多くの人が共感するであろう思いであるということがわかりました。

わたしはずっと強い人に憧れていた

この家族無計画を読んで一番に思った事は「ああ、わたしは強い人になりたかったんだ」ということ。なかなか強くはなれないから、弱い自分のままでいようと思っていたんだった、と。

わたしは本来目立つことが好きだったし、注目されたいし、もっと自分の事をいろんな人に知ってもらいたい。そのためには傷つくことを恐れていては何もできないのでよなあと思いました。今まで自分が無気力になってしまっていたのは、その注目されたいという自分の気持ちに嘘をついていたからなのかもしれません。

そんな自分の核・芯となる部分がにょきにょきと出てきて、それと同時に自分は今まで何をしていたんだ?とクラクラしてしまいました。

大変なエピソードのわりに全体に流れるどこかお気楽な空気も、わたしの気を楽にさせました。わたしだったらとにかく深刻に考えちゃって自滅していただろうなあ。

これだからエッセイはすばらしい

ときどき、何でかわからないけど気持ちが高まってしまって、うるうる。これがもし小説だったら「なんて盛り込み放題な小説なのだ!」と思うけれど、驚きなのはこれが実際にあったという話なのだということ。これだからエッセイは面白いなあと思うんですよね。

あらすじは先ほどのインタビューにゆずりますが、とにかく素晴らしかった。

ある人の人生が、自分とこれまでまったく接点の無い、関わりの無いたった一人の人生が、こんなにも強く自分の胸を打つのだということに感動したのかもしれません。

本には出会うべきタイミングがある

本は読みたい時に読むのが一番なんだなぁということを、今回とても感じました。とにかくたくさん本を読みたくて図書館に通ってはいたのですが、図書館だとどうしても順番待ちがあって読みたい本がすぐ読めるとは限りません。

後になってみたかった本を読んでみるともうその本は私にとっては必要ではなかったことがありました。これからは本にもうちょっとお金をかけてみたいです。