女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと(西原理恵子)は女子のバイブルだった

こんにちは、アオです

波乱万丈の人生を乗り越えてきた漫画家・西原理恵子さんのエッセイです。西原さん自身の学生時代・娘さんの子育てのこと・亡くなった旦那さんの話を通して、女子が強く生きるための知恵・ヒントを与えてくれます。

軽いタッチで話は進むのですが、内容はまあまあヘヴィ。西原さん強いなあ…と圧倒されてしまうほど。

今、なんだか苦しいと感じている方、「いい子」という言葉に縛られている方、親子の関係で悩んでいる方に、「こんな考えもあるよ!!」とヒントを教えてくれます。

西原さんの行動の参考にするというより、こういう考え方もあるんだとわかるだけで、楽になる人も多いんだと思います。いろんな考えがあるということを知ることは大事だなって最近とても思います。思春期のときにそのことにもっと早く気づいていたらなあ。

思春期ど真ん中にも、子を持つ親御さんにも響く内容なんじゃないかなと思います。わたしはそのどちら世代でもないのですが、自分の中高生を思い出したり、両親のことを思い出したりしながら読みました。

仕事に対する考え方も参考になりました。やりたいことを見つけなきゃいけないんじゃないかとか、目指すからには王道を行かないといけなきゃいけないんじゃないかとか、西原さんの人生にはそういった迷いが一切ないように見えて、すがすがしい気持ち。

そう考えるとどの世代にも響く内容になっているんですよね。ベストセラーになる本ってこういう本なんだなあ。