たすかる料理(桉田優子)でたすかった話

素材を生かして簡単で、血肉になる料理を知る

代々木上原にあるお店、桉田餃子は一度だけテイクアウトして食べたことがある。

素朴で薬膳っぽい餃子でびっくりした記憶。

血肉になりそうな食事、という印象だった。

コラムを読んでいたら、桉田さんの書籍が紹介されていたので、家庭料理に活かせるかもと思い購入。

中身を見ないで買ったので見てびっくり、いわゆる普通のレシピ本ではない。

素材をどう使うか、どう調理すれば楽なのか、調理したものをどう完成系まで持っていくか(=スパイス、調味料で変化をつける)が書いてあって、なるほど!

家庭料理なんだから名前のある料理じゃなくても大丈夫、という気楽さもいい。

ほったらかしておける食材、漬物、乾物、煮た豚肉などの紹介があって目から鱗だった。

こういう「何を入れても良い、準備は少し、ほったらかし、片付けも楽、何日も食べられる」という料理は、私に合っている気がする。

桉田さんは一人暮らしらしいけれど、子育て中の忙しい人も結構参考になるのでは?

気力が残っている時は素材を使って料理すれば良いし、疲れている時は味をつけるだけで食べる。

1時間とか2時間とか煮込む料理もあるので、仕事から帰ってきてからパパッとつくる、というものではない。

ただ、夕飯を食べながら次の日以降のためにぐつぐつ煮込むことはできる。

これに少し近いなと思ったのが、勝間和代さんの勝間式超ロジカル料理に出てくる、塩とオリーブオイル蒸し。

オリーブオイルかけて、食材の0.6%の塩を入れて蒸すだけ。

最近やってみたけど、簡単で美味しい!

こういう、素朴で簡単で美味しい料理で平日は乗り越えたい。

本著の話に戻ると、桉田さんはいろんな国で多様な食材に出会っていて、「どこの国にも属さない料理」が書籍にはたくさん登場してきる。結構個性的。

スパイスが好きな方はこれも気に入るはず。

そうでなくても、たすかる料理の考え方は勉強になりそう。

我が家も桉田さんにならって、早速、乾物ストックを増やしてみた。

あと一品や、あとひとつ具材の追加に重宝しそう。

紹介されていた豚肉塊の料理も作ってみるつもり。

この本がいいな!と思った方はこちらもおすすめ

このブログでは他にも料理に関する書籍を紹介しています。

つくりおきに興味がある方は飛田和緒さんの常備菜なんかがおすすめ。

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